高知は「アイスクリン」の聖地!県民のDNAに刻まれた冷たいソウルフード
高知県に降り立って、まず驚くことの一つ。それは、街のあちこちで見かける「アイス消費量の多さ」と、その独自の食文化です。中でも、高知県民の夏の思い出には欠かせないのが「アイスクリン」。どうも、高知のうだるような暑さをアイスで乗り切ることに情熱を燃やす30代男子、なおやんです。
道路脇のカラフルなパラソルの下でおばちゃんが売っていたり、スーパーのアイス売り場を広範囲にわたって占拠していたり。高知の生活のあらゆる場面に登場するこのアイスクリン、「え、ただのアイスクリームでしょ?」と思ったら大間違いです。実はこれ、県民にとっては単なるスイーツを超えた、DNAに刻み込まれたソウルフードなんですよ。

「アイスクリン」とは、牛乳ではなく脱脂粉乳や卵などを使って作られる、分類上は「氷菓」の一種。乳脂肪分が少ないため、一般的なアイスクリームのような濃厚さや重たさはなく、サクサクッとしたシャーベットのような軽快な食感と、ミルキーでありながら後味が驚くほどさっぱりしているのが特徴です。うだるような湿気と戦う高知の夏には、この「軽さ」こそが正義。一口食べれば、身体の芯からスッと冷えていくのが分かります。どこか懐かしい、バナナのようなレモンのような独特の香りが鼻を抜ける瞬間は、まさに至福っすね。
高知のアイス界の絶対王者「久保田食品」という存在
そんな高知の熱い(冷たい?)アイス文化を、長きにわたって支え続けているのが、地元メーカーの雄「久保田食品」です。このメーカーの凄さは、何といっても「素材へのこだわり」。添加剤を極力排除し、高知県産の柚子、苺、足摺の塩といった地元の恵みを惜しみなく使った商品を、驚くほどのバリエーションで展開しているんです。
パッケージデザインも、一周回ってお洒落に見える昭和レトロなフォントやイラストが魅力的。全国区のコンビニではなかなかお目にかかれませんが、地元のスーパーや直売所に一歩足を踏み入れれば、そこはもう久保田ワールド。県民はみんな、自分の「推し久保田」を持っていて、冷凍庫に常備しているのが当たり前という風景も、高知ならではの光景です。
「とさのさと」で体験する。久保田アイスの「揚げたて・作りたて」の贅沢
そんな久保田の魅力を余すところなく体験できるのが、JA高知が運営する超大型複合施設「とさのさと」です。その敷地内にあるお洒落なセレクトショップ棟「アグリコレット」には、久保田食品のこだわりが詰まった直営スタンドが入っています。

今回僕がオーダーしたのが、濃厚なミルクが香るソフトクリームの上に、さらに「土佐ジローのタマゴ」を贅沢に使った高級アイスクリンをドン!と乗せた、夢のようなコラボメニュー「アイス盛りソフト」。さらに、高知の銘菓「坊さんかんざし」をモチーフにした可愛いスプーンクッキーが添えられていて、写真映えも文句なし!
一口食べれば、滑らかでコクのあるソフトクリームと、シャリシャリしたアイスクリンのコントラストが口の中で踊りだします。アイスクリンの爽やかさがソフトクリームの濃厚さを引き立て、無限に食べ続けられそうな恐怖(笑)すら感じる美味しさ。甘いもの好きの30代男子の胃袋を、完全に掴まれました。
【隠れた逸品】アイス屋さんが本気で作る「久保田焼」とは!?
そして、冷たいものだけじゃありません。アグリコレットに来たら絶対に見逃してほしくないのが、店舗の奥で熱々に焼かれている「久保田焼」です。

いわゆる大判焼き(今川焼き)なんですが、これがもう、アイス屋さんの副業とは思えないクオリティなんです。薄くてもちもちの皮の中には、久保田が誇る自家製粒あんがこれでもかというほどギッシリ!実はこちらのメーカー、アイスキャンデーの小豆バーなども昔から作っており、あんこの炊き上げに関しては超プロ級。控えめな甘さの中に、小豆本来の香りと力強さがしっかり生きていて、焼きたての香ばしさと相まって、これまた別腹で消えていきます(笑)。
まとめ:高知の「優しさ」を持ち帰る。お土産探しの合間の必需品
「とさのさと」は、新鮮な野菜や魚はもちろん、高知の美味しいものがすべて揃う、いわば「食のテーマパーク」。お土産探しに夢中になって歩き回れば、喉も渇くし小腹も空きます。そんな時、久保田のアイスや久保田焼は、旅の疲れを優しくリセットしてくれる最高の救世主になってくれるはずです。
素朴で、飾り気がなくて、でも素材の味がしっかり伝わってくる。そんな高知のアイス文化に触れることは、高知の人々の温かさに触れることと同義かもしれません。皆さんもぜひ、とさのさとを訪れた際は、久保田のパラソル……もとい、白亜のスタンドを探してみてください。一口食べれば、あなたも「久保田の信者」になること間違いなしっすよ!それじゃ、また次の高知のホットなニュースでお会いしましょう!


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