【川崎】ソウルフード「ニュータンタンメン」の汁なし版「まぜタン」実食!ニンニクの魔力は健在か?

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川崎の魂、ここにあり!「元祖ニュータンタンメン本舗」の魔力に溺れる

川崎市民に「ソウルフードって何?」と聞けば、おそらく8割以上の人がこう答えるでしょう。「ニュータンタンメンに決まってんじゃん!」と。鶏ガラベースの透き通ったスープに、粗挽きのひき肉、強烈な香りのニンニク、ふわふわの溶き卵、そして視覚を刺激する真っ赤な唐辛子。一般的なゴマベースの担々麺とは次元が違う、唯一無二の「かき玉ニンニクスタミナラーメン」。それがニュータンタンメンです。どうも、ニンニクの匂いは「明日への活力」だと信じて疑わない30代男子、なおやんです。

川崎市内を中心に40店舗以上を展開し、もはや宗教的な人気を誇るこのチェーン。でも不思議なことに、川崎駅前の超一等地のど真ん中には意外と店舗が少なくて、ちょっと歩いた場所に点在している印象があるんですよね。そんな「隠れ里的」な場所を探して歩くのも、ニュータンタン巡りの醍醐味だったりします。

「酒場」という名の戦場!?市役所近くの異色店に潜入

今回訪れたのは、川崎市役所のすぐ裏手、ビルの2階にある少し変わった業態の店舗。その名も「ニュータンタン酒場」です。酒場と聞けば、仕事帰りのオヤジたちが赤提灯の下で気兼ねなく宴会をしている姿を想像しがち。僕も「お、今日はつまみを頼みつつ、ゆっくりハイボールでも流し込むか」なんて意気揚々と入店しました。

ニュータンタンメンの看板

ところが!
店内に一歩足を踏み入れた瞬間、そこには予想とは正反対の光景が広がっていました。狭いカウンター席を中心とした造りで、客のほとんどが黙々と、一心不乱にラーメンと格闘している……。雰囲気は完全に、気合の入った「ラーメン専門店」そのもの。メニューには確かにおつまみも並んでいますが、ここで腰を据えて宴会を繰り広げるのは、かなりの鋼のメンタルが必要とされるでしょう。ここは「飲む場所」ではなく、「タンタンメンを媒介に自分と向き合う修行の場」だったのです。

川崎名物の洗礼!「味噌ダレ水餃子」の意外な実力

修行の前に、まずは小手調べ。川崎名物として猛プッシュされていた「味噌ダレ餃子」を注文しました。こちらのお店では、焼きではなく「水餃子」スタイルで提供されます。

水餃子

運ばれてきたのは、つるんとした質感の清潔感あふれる水餃子。一口食べると、皮の食感は心地いいですが、中の餡自体はこれといって特筆すべき点のない、まあ言ってしまえば「よくある優等生の味」。でも、そこに添えられた酢味噌ダレをたっぷりと絡めると、評価は一変します。甘酸っぱい味噌の風味が、餃子の油っぽさをさっぱりと流し込み、次の一口を誘う。インパクトには欠けますが、この後のメインディッシュ(タンタンメン)へ向けての、完璧な「準備運動」としては十分すぎる役割を果たしてくれました。

【初体験】汁なしの「まぜタン」に挑む!

そしていよいよ本題。以前から公式サイトなどで見て気になっていた、汁なしバージョンのニュータンタン「まぜタン」をオーダーしました。あのパンチの効いた味を、まぜそばスタイルで楽しむという大胆なコンセプト。期待に胸が高まります。

まぜタン

運ばれてきた器を見て、まず笑ってしまったのが添えられた「レンゲ」のサイズ。いや、レンゲというよりこれ、ほぼ「お玉」ですよね(笑)。「豪快に混ぜてくれよ!」というお店側からのメッセージかもしれませんが、口のサイズを遥かに超えているので、物理的に食べにくいというシュールな罠が仕掛けられていました。

肝心のお味の方はというと……うーん、正直に言っちゃっていいっすか?
期待していた「ガツン感」が、スープがないせいかどこか分散してしまっている印象。ニュータンタン特有の「辛さ!ニンニク!旨味!」という三位一体のインパクトが、マイルドな溶き卵と絡むことで逆におとなしくなってしまっている気がしました。麺は水分多めのもっちりタイプなんですが、タレとの絡みが少し弱く、全体的に「ぼやけた味」に感じてしまったのが本音です。まぜそばにするなら、もう少しタレに暴力的なまでの濃さが欲しかった……!

後半戦は卓上のお酢をドバドバっと回しがけ、なんとか味を引き締めつつ完食。決して不味くはない。むしろ平均的なまぜそばとしてはレベルが高い方。でも、「ニュータンタンに何を求めるか?」という問いに対して、僕の心の中のゴブリン(笑)は「これじゃない感」を感じてしまったのです。

まとめ:やっぱり「真っ赤なスープ」こそが正義!

「川崎はマナが薄いからゴブリンしか住めない」なんていう、有名なネットスラングがあります。そんな川崎ゴブリンたちの荒ぶる胃袋を数十年に渡って支えてきたのが、ニュータンタンメンのあの真っ赤な、そしてニンニクの効いた暴力的なまでに美味いスープです。

今回「まぜタン」を食べて改めて確信したのは、やはりニュータンタンメンの真髄は、あの「スープと麺と具材の調和」にあるということ。汗をかきながら、辛さに悶えつつ、スープを最後の一滴まで飲み干す。それこそが、川崎という街で生き抜くための正装であり、儀式なんですよね。

次は浮気せず、最強ランクの「メチャ辛」に、ニンニクダブル、さらにニラをトッピングして、翌日の仕事を台無しにする覚悟で本舗の味を堪能しに行こうと思います。川崎の夜は、まだまだ長そうっすね!

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