【高知】「海洋堂スペースファクトリーなんこく」へ宇宙旅行!?職人技が光るソフビ工場の裏側に迫る

グルメ・旅行

とさでんに揺られて40分。南国市のレトロな街並みへ

高知市内をのんびりと、ガタゴト走る路面電車「とさでん」。西から東まで、総延長25.3kmという日本一の長さを誇る、まさに高知の顔とも言える乗り物です。せっかく路面電車の一日乗車券を買ったので、今回は気合を入れて、東の終点である「後免町(ごめんまち)駅」まで足を伸ばしてみました。どうも、乗り鉄気味な30代男子、なおやんです。

高知の中心部・はりまや橋から電車に揺られること約40分。たどり着いたのは、のどかな田園風景と、昭和の残り香が漂う古い街並みが広がる南国市。そんな「THE・日本の地方都市」といった趣のレトロな風景の中に、突如として異物感を放ちつつ現れる奇抜な建物があるんです。

後免町駅周辺

SF映画の秘密基地!?「海洋堂スペースファクトリーなんこく」に潜入

それがここ、まるで宇宙船か未来の秘密基地のような近未来的なデザインの建物、「海洋堂スペースファクトリーなんこく」です。フィギュア界の巨人、あの「海洋堂」のソフビ(ソフトビニール)工場を、なんと無料で見学できちゃうという、フィギュア好きならずともワクワクが止まらない施設なんすよ。

海洋堂スペースファクトリーの外観

「え、なんで大阪の海洋堂がこんなところに?」と思うかもしれません。実は、創業者の宮脇修氏はここ南国市の出身。四万十町にある「海洋堂ホビー館」と同じく、故郷への恩返しとして作られた施設なんだそうです。郷土愛、熱いっすね。

圧巻の「生命の塔」に込められた造形の情熱

建物の中に入ると、まず度肝を抜かれるのが、吹き抜けの中央にそびえ立つ巨大なモニュメント「生命の塔」です。これ、大阪万博の「太陽の塔」内部にある「生命の樹」へのオマージュですよね。螺旋状に配置された恐竜、動物、そして様々なキャラクターたちのフィギュアが、今にも動き出しそうな躍動感で迫ってきます。

生命の塔

一階から三階まで突き抜けるこの塔を見上げていると、海洋堂が積み上げてきた「造形の歴史」そのものを体感しているような、不思議な感覚に陥ります。スマホのカメラをどこに向けても絵になる、まさにフォトジェニックな空間です。

職人技が光る!ソフビ製造の現場をガラス越しにウォッチ

1階は、実際に最新のソフビフィギュアが作られている「ガチ」の工場。ガラス越しに、職人さんたちが黙々と作業する様子をじっくり観察できるんです。最近、アジア圏を中心にいわゆる「アートソフビ」が大ブームになっていますが、ここでは昔ながらの「金型から一つ一つ手作業でパーツを抜く」という、非常に繊細な工程が行われています。

工場内部の様子

機械でパコパコ大量生産するのとは訳が違う。材料の温度やタイミングを見極めて、スポン!とパーツが抜ける瞬間は、見ていて思わず「おぉ……」と声が漏れてしまうほど。ものづくりの熱気がこちらまで伝わってくるようです。こういう「プロの仕事」を間近で見られるのは、大人になってもワクワクするものっすね。

童心に帰る!お宝だらけの貴重なコレクション展示

2階・3階は、資料館としても超充実。海洋堂がこれまでに世に送り出してきた歴代の名作フィギュアや、貴重なコレクションがズラリと展示されています。

  • アンパンマン関連グッズ:やなせ先生の故郷ならではの充実ぶり。子供へのお土産には鉄板です。
  • 三山ひろしさんフィギュア:けん玉大使としても有名な、南国市が誇るスター。このマニアックなラインナップこそ、海洋堂の真骨頂!
  • ソフビ製作キット:工場見学の興奮冷めやらぬまま、自分で組み立てに挑戦できるキット。夏休みの自由研究にも最高っすね。

まとめ:ものづくりの魂に触れる、大人もハマる遊び場

精巧なゴジラやウルトラ怪獣の迫力に圧倒されたり、昔こっそり集めていた食玩のおまけを見つけて「懐かしい!」と悶絶したり。さらに、南国市といえば「アンパンマン」のやなせたかし先生の出身地でもあります。それに関連した展示や、地元出身の演歌歌手、あの三山ひろしさんのフィギュアまで、とにかくバラエティ豊か(笑)。思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

これだけのボリュームがあって、入場料はなんと太っ腹な「完全無料」。路面電車の旅の目的地としてはもちろん、完全に屋内施設なので、天候に左右されない雨の日の最強観光スポットとしても超優秀です。規模はそこまで大きくありませんが、そこに詰まった「ものづくり」の高純度な情熱と歴史の密度は、計り知れません。

フィギュアに興味がある人はもちろん、普段は全く無縁だという人も、職人さんたちが手作業でパーツを抜くあの「静かな迫力」と、圧倒的な造形美に触れれば、きっと何か感じるものがあるはず。かつての城下町としての歴史と、未来を見据えた最新の造形技術。その二つが不思議な調和を見せる南国市の「宇宙船」へ、ぜひ冒険に出かけてみてはいかがでしょうか。

僕も次は、もっと時間をかけて全ての展示パーツを舐めるように(笑)見て回り、さらには自分だけのオリジナルフィギュアが作れるという体験コーナーにも、本気を出しに再訪するつもりっす。高知のクリエイティビティ、底知れない熱さを肌で感じた一日でした。このワクワク感は、大人になっても忘れたくないものですね。それじゃ、また次の高知のホットなスポットでお会いしましょう!

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