博多っ子の血が騒ぐ! 横浜に降臨した究極のスタミナ飯「鉄板焼肉」
美食の街、福岡・博多。豚骨ラーメン、明太子、もつ鍋……と、美味しいものを挙げればキリがありませんが、実は地元民の間で絶大な支持を受ける「知る人ぞ知る真のソウルフード」が存在します。それが、中毒性抜群の「鉄板焼肉(びっくり焼肉)」。どうも、ニンニクの香りを嗅ぐだけで仕事の効率が3倍(当社比)に跳ね上がる、30代男子のなおやんです。

福岡で半世紀以上の歴史を誇る「びっくり亭」をルーツとするこの料理。熱々に熱せられた分厚い鉄板の上に、溢れんばかりの山盛りキャベツと豚肉を、強烈なニンニクと共に豪快に炒め合わせた、シンプルかつ極めてパワフルな逸品です。以前、テレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」などで紹介されているのを見てからずっと「いつか博多まで飛んで食べてみたい……」と夢想していたのですが、なんと灯台下暗し。関内の相生町エリアに、その現地の魂と技術を完璧に継承した専門店ができているではありませんか!
お店の名前は「るうと」。オフィスビルや老舗飲食店が立ち並ぶ関内の路地裏に、ひっそりと暖簾を掲げるカウンターメインの隠れ家的なお店。扉を開けた瞬間に鼻腔を突き抜ける、あの暴力的なまでのニンニクと焼ける脂の香りに、「あ、今日はもう午後のアポとかどうでもいいや(笑)」と嬉しい覚悟を決めた僕がいました。これぞ男のランチの聖域っすな。

メニューは潔く「焼肉」一本勝負。自信の表れがそこにある
ランチメニューを手に取ると、その潔さに思わず舌を巻きます。基本的には「鉄板焼肉」の一本勝負。あとは自分のスタミナと腹具合、そしてその後の予定(ニンニク耐性)に応じて、お肉の量(1人前、1.5人前、ダブルなど)を選ぶだけ。夜には「酢もつ」や「明太だし巻き」のような博多情緒溢れるおつまみも用意されているようですが、昼間はこの鉄板にかける職人の一途な矜持をビンビンに感じます。ランチタイムは、炊きたての美味しいご飯とお味噌汁がセットになっており、働くサラリーマンの胃袋を掴んで離さない黄金の構成っすな。

運ばれてきた定食の横には、黄色いタクワンがチョンと添えられています。こういう細かいところが、現地の古き良き食堂スタイルを忠実に再現していて、ファンには堪らないポイント。そして何より、視覚を遮るほどの白煙と共に「ジュージュー!!」と鼓膜を刺激する轟音。このサウンドを聞いているだけで、もう大盛りご飯一杯いけそうな気がしてくるから不思議ですよね。五感全てで「肉」を喰らう準備が整いました。
【禁断の儀式】「木の棒」を使って鉄板を傾ける。これが博多流の流儀だ!
この鉄板焼肉を語る上で欠かせないのが、テーブルに置かれた謎の「木片(ジェンガのような木の棒)」。これ、初めて見る人は「……店主の趣味でジェンガを置いてるのか?」と本気で戸惑うかもしれませんが(笑)、実はこれぞ食卓に「旨味の魔法」をかける、なくてはならない重要なツールなんです。
この木の棒を、鉄板の片側の脚の下にグイッと差し込み、鉄板を意図的に斜めに傾けるのが正しい作法。するとどうでしょう。低い方に向かって、熱々の鉄板上で肉とキャベツから溢れ出した「黄金のラード」と「旨味たっぷりの肉汁」が、まるで池、いや「旨味のダム」のように溜まっていくんです。

ここに、卓上に用意された自家製の「特製辛味噌」をたっぷりと溶かし込みます。脂の海に真っ赤な辛味噌が溶け出した瞬間、最強のコーティングソースへと進化。これを具材にたっぷりと絡めて口に運べば……一瞬で脳がスパークします。お肉は、本来安価ながらも旨味が飛び抜けて強い「豚のハラミ」を使用。適度な噛みごたえがあり、噛むほどに野性味溢れる肉の味が溢れ出します。そこにラードを吸ってクタッとなったキャベツの甘みが加わり、ニンニクのパンチが全てを一つにまとめ上げる。まさに栄養と欲望の塊。気づけば、山盛りのご飯が恐ろしいスピードで消えていく……「飯泥棒」という言葉はこの料理のためにあるんじゃないかと確信しましたね。
まとめ:関内でチャージする、明日への「びっくり」スタミナ
「塩分? 脂質? カロリー?
そんな細かいことは、この熱い鉄板の前では忘れてしまえ!」……そんな背徳感すら抱かせるほど、理屈抜きで旨い一杯。おしゃれなカフェランチも良いですが、30代男子が本当に求めているのは、こういう「明日への戦意」を奮い立たせてくれる飯なのだと思い知らされました。ここ「るうと」は、関内のビジネス街における最高級のガソリンスタンド。給油(実食)を終えた後は、全身にエネルギーが漲るのを感じます。
ただし、一点だけ注意が必要。食後のニンニク臭は、ブレスケアを3粒飲んだくらいではビクともしないレベルです(笑)。大事な商談の前にはお勧めしませんが、「今日はやりきるぞ!」という勝負の日の前夜、あるいは疲労がピークの週末にはこれ以上ない特効薬になりますよ。
横浜にいながらにして、福岡のリアルな魂と「鉄板の美学」を感じることができる貴重な一軒。「まだあの鉄板を傾けたことがない」というあなたは、ぜひ関内の路地裏にあるこの聖地を訪れてみてください。あのジュージューという音と、目の前の「脂の海」を見た瞬間、あなたもきっと、このジャンキーで愛おしい魅力の虜になるはずです!それじゃ、また次のエネルギー全開なグルメレポでお会いしましょう!


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