【阪東橋】珈琲舎YOKOHAMAの銅板焼きホットケーキが絶品!昭和レトロな空間で味わう至高の甘味

グルメ・旅行

横浜橋通商店街の喧騒を抜けて。地元民の「第2のリビング」珈琲舎YOKOHAMA

ハマの下町情緒がこれでもかというほど色濃く残る、「横浜橋通商店街」。活気あふれる商店から威勢のいい声が飛び交うその入り口近くに、地元の人々でいつも賑わっている喫茶店があります。その名は「珈琲舎YOKOHAMA
阪東橋店」
。どうも、最近はキラキラした最先端のカフェよりも、こういう渋い喫茶店が持つ特有の「重厚な落ち着き」を求めてしまいがちな30代男子、なおやんです。

珈琲舎YOKOHAMAの外観

以前は「珈琲館」という全国チェーンの流れを汲む名前で長年営業していましたが、数年前に現在の屋号へとリニューアルされました。看板の文字こそ変われど、店内に流れるまどろむような穏やかな空気感、慣れ親しんだ安心のメニュー、そして近所のおじちゃんやおばちゃんが我が家のように自然体に集う憩いの場であることは、何一つ変わりません。この界隈、意外とお茶をしながらゆっくり腰を据えられる場所が少ないので、お買い物の合間の作戦会議や、ハードな仕事の一息、あるいは読書のための貴重なオアシスとして、世代を超えて重宝されているんですよね。

愛煙家の聖地? 令和の時代に抗う「スモーキーな流儀」

このお店を語る上で、避けて通れないのが「喫煙」を巡る昨今の事情です。多くの飲食店がクリーンな完全禁煙や、ガラス張りの厳格な分煙へとシフトし、喫煙者が肩身の狭い思いを強いられている現代において、こちらのお店は古き良き昭和の喫茶店スタイルを真っ向から貫いています。

一応エリア分けの配慮はされているようですが、物理的な仕切りも空気の遮断もないため、店内は実質的に「全席喫煙可」に近いダイナミックな状態。入店した瞬間に感じる、あの独特の芳しき……いや、歴史の積み重ねを感じる重厚な紫煙の香り。愛煙家の方にとっては、心置きなくリラックスできる数少ない「地上の天国」でしょう。コーヒーを片手にスポーツ新聞を広げ、ゆっくりと煙をくゆらすベテラン勢の姿は、まさに昭和の映画のワンシーンそのものです。

一方で、非喫煙者やタバコの匂いに敏感な方にとっては、なかなかの「覚悟」が必要な環境でもあります。隣の席から漂ってくる煙、壁や椅子に染み付いた長い歴史の残り香……。クリーンで無機質な環境に慣れきった現代人(僕もおじさんの端くれですが)としては、正直、少し気合を入れて入店する必要があります。でも、不思議なことに、しばらく座ってコーヒーを啜っていると、この「煙たい空気」すらも、商店街の人間味溢れる日常の一部として自然と受け入れられてしまうから不思議なんですよ。

【圧倒的至福】煙の壁を越えた先にある「伝統の銅板焼きホットケーキ」

そんな「煙の壁」を乗り越えてでも、僕がこの店に定期的に足を運びたくなる最強の理由。それが、このお店の代名詞とも言える「手焼きホットケーキ」です。

銅板焼きホットケーキ

「珈琲館」時代からの卓越した技術を継承した、専用の分厚い銅板でじっくりと時間をかけて焼き上げる本格派。注文を受けてから、職人さんが一枚一枚丁寧に、生地の厚みや火加減を調整しながら焼き上げていくため、提供まではそれなりの待ち時間が発生します。でも、その「待つ贅沢」さえも、厨房から漂ってくる甘く香ばしい香りが期待値を最大まで高めてくれる、最高のスパイスになるんです。

運ばれてきたホットケーキは、均一に整った美しい、惚れ惚れするようなキツネ色の焼き目。最近流行りの、口の中で一瞬で消えてしまうようなスフレパンケーキとは正反対の、「どうだ、これが大地の小麦の底力だ!」と言わんばかりの頼もしく重厚な佇まいです。ナイフを入れると、表面はサクッと香ばしく、中は驚くほどふんわり、それでいて適度なもっちり感。噛むほどに卵の力強い美味しさと優しい甘みが広がる、これこそが「ホットケーキのあるべき正解」だと、僕は個人的に固く確信しています。

まずはトッピングを一切つけずに、焼きたての生地そのものの味を。次に濃厚な有塩バターをたっぷりと溶かし、仕上げに黄金色のメープルシロップを惜しみなく……。添えられた甘さ控えめのホイップクリームを追い込むように頬張れば、もう周りの煙なんて1ミリも気にならなくなります。一瞬で脳内が強烈な多幸感で満たされる、まさに魔法の味。炭焼きのような、ガツンと苦味とコクの効いた強い味わいの看板コーヒーが、この甘さを完璧に包み込み、そして洗い流してくれるんです。

まとめ:全身で昭和を浴びる。下町の「今」がここにある。

「珈琲舎YOKOHAMA」は、良くも悪くも、僕らが忘れかけていた昭和から続く喫茶文化を丸ごと体現しているお店です。タバコの煙がどうしても苦手な人には積極的にはおすすめしませんが、もしあなたが、都心の洗練されたお洒落カフェには決してない、どこか泥臭く、それでいて温かな「人間の居場所」を求めているなら。そして、一生に一度は味わっておくべき本物の銅板焼きホットケーキの感動を体験したいなら、ぜひ一度、このレトロな扉を叩いてみてください。

横浜橋の生活感溢れる活気に包まれ、一時の静寂と極上の甘味に深く浸る。食べ終わって店を出る頃には、服に少しだけタバコの匂いが残るかもしれませんが、それさえも「下町のディープな日常を全身で楽しんだ証」のように思えてくるから不思議です。僕は次は、一番空いている平日の早朝を狙って、モーニング代わりにあのホットケーキを贅沢に独り占めしようと企んでいます。それじゃ、また次の横浜ディープ・レトロなグルメ体験でお会いしましょう!
皆さんも素敵な喫茶店ライフを!

コメント